【難しい書き順】縦横に入り組む「馬」「隹(ふるとり)」「長」の書き順

魅せる文字を書く雑学書き順

【難しい書き順】縦横に入り組む「馬」「隹(ふるとり)」「長」の書き順

漢字の書き順を意識したことはあるでしょうか?

文字を美しく書くことには関心を向けられがちなのに、意外と書き順への関心は薄かったのではないでしょうか。

しかし、行書や美しい文字の書き方のパターンを学んでいくうちに、書き順の重要性に気が付くはずです。

また、漢字検定やクイズ番組でも、書き順を問う問題が出題されたりしますね。

今回は間違えやすい書き順ピックアップしてご紹介します。

基本ルール編はこちら。

間違えやすい書き順「馬」「隹」「長」

「馬」と「隹」の書き順はだいたい同じ

書き順が難しい漢字の代表格、「馬」と「隹(ふるとり)」の書き順は実はかなり似ています。形が似ていて、書き順も似ています。

タテ→ヨコ→タテ→ヨコ→ヨコ→ヨコです。

隹の場合は、1,3画目に点を書きますが、タテとヨコの順番は同じです。

以下の画像で見比べてみてください。

間違えやすい馬の書き順
間違えやすい隹の書き順

「馬」を含む「駅」や「罵」などでも同じ書き順で書けますし、「隹」を含む「誰」や「推」、「進」なども同じ書き順で書けます。

「長」もタテから書く

タテやヨコに入り組んでいる漢字として「長」も挙げられますが、これはどうでしょうか?

「馬」や「隹」と違って縦棒が1本足りませんが、タテから先に書いて、ヨコ→ヨコ→…には変わりません。

「馬」や「隹」にある2本目の縦棒を抜かしているだけで、「長」も書き順はほぼ同じです。

間違えやすい長の書き順

こちらも同様に、「帳」や「髪」でも同じような書き順で書けます。

今回の紹介した「馬」や「長」の書き順は、小学生向けのまんがで分かる『ドラえもんの国語おもしろ攻略 漢字の書きじゅんがわかる 1~3年生』でも取り上げられています!小学生のうちから漫画でやさしくマスターできる一冊です。


書き順を知っておくと、行書で書きやすくなる

正しい書き順をマスターしておけば、行書で書くときに早く美しい文字で崩せるようになります。

行書で書きやすくなった馬と長

ただし「隹」に関しては、行書では3画目の点を省略し、縦棒と一緒に書く崩し方がされることが多いです。

書き順は2つ目の点を書く3画目がそのまま抜けただけで、点→タテ→ヨコ→タテ→ヨコヨコヨコです。

下の画像は、かなり大袈裟に書いています。

隹の行書の崩し方

このように、行書では早く書くという都合上、点画が省略される場合があります。